最近また人気が出てきた、パイン材を使ったテレビ台。
雰囲気のいいモノが多いんですが、パイン材ならではの欠点もあります。
パイン材のテレビボードを選ぶ前に知っておきたいポイント、そしておすすめのテレビ台をいくつか探してみました。
パイン材を使ったテレビ台はココがいい!
パイン材を使った家具というと、以前はナチュラル系の、木そのままの色といった感じのモノが多かったんですが、最近では濃いめの塗装にして使い込んだ感じを出してるものも増えてます。
そんなパイン材を使ったテレビ台の良いトコ。
無垢材の感じがイイ!
まずパイン材というと、無垢材(合板じゃなく中まで木の板)がほとんどになります。
そして無垢材ならではの優しい感じや、木の温かみが感じられるのがパイン材の良さじゃないでしょうか。
パイン材は木が柔らかいので、板にしたときに木目の部分だけが少し残り他が削れて、表面に凹凸ができてるものもあります。
その手触りも無垢材ならではの木の質感を味わえるので、いい感じになります。
価格が安いモノが多い
パイン材は成長が早く、そのため価格も安いモノが多いです。
(パイン材の種類にもよりますけど)
なので、製品となったテレビ台も、パイン材の無垢を使ったものだと、他の木の無垢材を使ったものよりも、かなり安い場合が多くなります。
無垢材のテレビ台で安いモノを探してるなら、まずはパイン材のテレビボードを探してみたらいいんじゃないでしょうか。
色の変化を楽しめる
パイン材というのは使い込んでいくうちに、日焼けによって色が濃くなっていったり、パイン材特有の艶のある飴色に変化していきます。
経年変化といわれますが、パイン材はこのような変化をとても楽しみやすい材といえます。
適度なヴィンテージ感
そして最近人気があるのが、パイン材にやや濃いめの塗装を施した、ヴィンテージ感を出したタイプのテレビ台。
パイン材は木目や節がはっきりしてるので、明るい色(塗装をあまりしてない)の場合には、ナチュラルやカントリーといったテイストが強くなります。
再ブレークしたパイン材
昔にパイン材がとんでもなく流行った時期がありました。
その時に人気だったのがカントリー調の家具。
かなり流行ってたんですが、ある程度落ち着きパイン材の一時の勢いは収まっていました。
そして今、濃いめの塗装にすることで、パイン材の人気が再燃してます。
男前インテリアなんて呼ばれてるインテリアでよく使われ、
- ブルックリンスタイル
- 西海岸風スタイル
といったところがコレにあたります。
息が長そう
もちろん、このスタイルも流行りが過ぎたらどうなるかというトコはあります。
ただ最近人気のあるパイン材を使ったテレビ台、特に黒く塗装したアイアン(スチール)と組み合わせたタイプは、かなり色んなスタイルに合わせやすくなってます。
人気の北欧風スタイルやカフェっぽいインテリアはもちろん、和室にもはまるんじゃないでしょうか。
それでいうと、長く使えるアイテムになるんじゃないかと思います。
なんといっても抜群のナチュラル感
パイン材の良さといえば、素材の持つナチュラル感でしょう。
色や木目、節も含めて、木の自然な感じが魅力です。
コレについては、特に言うこともないんですが、同じパイン材でも色んな種類があります。
- アメリカ
- 北欧
- ロシア
- 中国
- 東南アジア
など、採れる場所によって種類が違い、色味や固さが異なります。
そしてテレビ台などになったときの品(ひん)みたいなのも違うので、色々比べてみるのもいいかもしれません。
(ちょっと品があるなぁ、と感じるモノは、やっぱり値段が高かったりします)
パイン材のテレビ台の欠点はコレ!
で、パイン材を選ぶうえで知っておきたいのがパイン材の短所。
傷がつきやすい
パイン材というのは、成長も早く中が詰まっていないので、木材の中では柔らかい部類に入ります。
(上に書いた産地によって、固さに差はありますが、全体的に他の木と比べると柔らかめ)
そして柔らかいということは、傷がつきやすいということ。
白い部分に爪を当てると、簡単にへこみます。
傷がつきやすいというのは、パイン材の大きな欠点といえるでしょう。
節がある
パイン材の特徴としては、大きな節があること。
ただコレには好き嫌いといった個人の好みが入ってくるので、長所か短所かどちらともいえるんですが、家具屋で働いてた時は、「節があるのは嫌」という人もそこそこいました。
個人的には節が嫌という訳じゃないんですが、多すぎるとカントリーテイストな雰囲気が強くなるかなぁ、と思いますがどうでしょう?
流行りの濃い色のタイプだと、あまり関係ない気もしますけど。
反りや割れが発生する可能性も
木というのは周りの湿気などによって反ってきたり、場合によっては割れが発生したりすることがあります。
もちろん、できるだけそうならないように中の水分量を調節したりしています。
また集成材といって、小さなパーツをくっ付けて大きな板にしているので、実際にはそんな簡単に反ってきたりなどはしないと思います。
ただパイン材の場合は他の木よりも柔らかいので、反りやすいとはいえます。
(絶対に反ってくる、という訳じゃないですよ。集成材なら特に)
パイン材を使ったおすすめのテレビ台
すべてシンプルなデザインながら、パインとアイアン風のフレームを組み合わせたヴィンテージ感あふれるテレビボード。
人気の男前インテリアに合うのはもちろんなんですが、
- 北欧インテリア
- カフェ風インテリア
- 和風
- アジアンテイスト
とかにもいいんじゃないでしょうか。
テレビ台に材質については、この記事にも書いてます。
あと個人的におすすめのテレビ台を集めてみました。