究極の収納家具といえば壁面収納。
どうせテレビ台を置いて、他にも家具を置いて、となるならいっそのこと、「壁面収納にしてしまえ!」と考えてる人も多いんじゃないでしょうか。
ただメリットだけじゃなくデメリットもあるので、特にテレビ台として使うのを前提とした、リビングでの壁面収納は必要なのかどうかについて考えてみました。
(ハイタイプと呼ばれる横や上部に収納が付いてるだけのモノじゃないです)
テレビ台を壁面収納にすることの注意点やデメリット!
ちなみに壁面に収納できれば壁面収納ということになりますが、ここでは、壁の一面をある程度埋めてしまう収納家具について書いてます。
多くの場合は、
- 棚(扉付き・オープンタイプ)
- テレビ台
- パソコンデスク
などのパーツを、サイズなども含めて自由に選んで組み合わせられるようなタイプです。
テレビの場所を変えられない
まず壁面収納をテレビ台として使うときに考えないといけない点としては、ほぼテレビの場所を変えることができない、ということ。
(厳密にいうと組み合わせるタイプの壁面収納であれば、テレビ台のパーツの場所を変えるという手もありますが)
また購入するときにテレビ台のサイズを決めるので、後々大きいサイズのテレビに買い換えたいときに、そこに収まらない、という事も考えられます。
まず
- テレビを見る場所として適切な位置はどこか
- 今後の事も考えて最適なテレビ台のサイズか
という所はしっかり検討してからにしましょう。
大型のテレビでは難しいかも!
大型のテレビに関しては、そもそも置けるタイプがない場合もあります。
壁面収納の場合、どうしても収納メインの家具というトコもあって、そこまで大型のテレビに対応してない壁面収納が多いんです。
商品によって対応してるテレビのサイズは違うんですが、あまり大きなサイズのテレビになると、壁面収納という選択肢を外さないといけないかも。
圧迫感が半端ない
壁面全部が家具になるので、最も圧迫感のある家具といえるかもしれません。
特に部屋の広さがあまりない場合には余計にそう感じてしまうかも。
ただ
- 奥行きを抑える
- 扉の形状を統一
- 色を考える
(明るめ、クロスに近づけるなど)
といった事で、壁面収納にしては圧迫感を抑えられた組み合わせにすることもできます。
引っ越しが決まるとつらいかも
部屋にサイズをビシッと合わせて作った場合、転勤などで引っ越すと次の家で使えず、ダメージが大きくなるかも。
そうはいっても、多くは組み合わせて固定してるだけなんで、全てが使えなくなる、という事は少ないかと思いますが。
(高さも、本体プラス上置きというパターンが多いので、最悪でも上置きを外せば使えます)
ただサイズが大きい分、使い回しがきかないのはデメリットといえます。
オープン棚にも注意が必要
壁面収納に限らないんですが、扉の付いてないオープンになった棚ってありますよね?
買うときは「見せる収納で魅せる」なんて気合いが入ってたりするもんですが、いざ購入してみると、
- 魅せるのが面倒になる
- ホコリがたまって掃除が大変
- ゴチャゴチャして圧迫感が増える
といった事も考えられるので、壁面収納などでパーツをいろいろとセレクトできるものにする場合は、勢いだけじゃなく後々の事も考えて慎重にいきましょう。
そして値段が高い!(ものが多い)
壁面収納というのは、基本的にパーツを選んで組み合わせて、というパターンになります。
例えば120㎝の幅を埋めるのにも60㎝幅のパーツを2つ合わせる、といった事になると、部品も増えるので値段が高くなります。
また色違いやデザイン違いなど、いろいろ用意しているために、その点でも割高に。
自由に組み合わせてみて壁面一面を埋めたときの合計金額を見たら
「・・・。」
となるかも。
私も家具屋さんで案内していて、「合計金額はこちらになります!」と伝えた時、驚かれる事もよくありました。
もちろん材質などによって価格の幅はかなりあるんですが、そこそこかかる、と考えておきましょう。
価格の参考にどうぞ↓
下にも書いてますが、どのパーツの値段かに注意しましょう。
ネットの価格には注意!
注意したいのはネットで掲載されている価格。
検索していて「安っ!」と思ったら、実はその価格はパーツの1つだけの値段だったりします。
壁面収納なのが伝わるように、全体が写っている画像が使われる事はけっこうあります。
↓こんな風に、パーツの一部なのをちょっとわかりやすくしているところもありますが。
しつこいですが、楽天などのページで調べる場合にはその価格がどこの部分までなのかをしっかりチェックしましょう。
でも壁面収納にはいいトコも!メリットはココです
そうはいっても人気の壁面収納、次のようなメリットがあります。
収納に関しては間違いない!
間違いないです。
壁一面どこを開けても(押しても)物を入れられるので。
逆に
- 入れすぎてゴチャゴチャする
- 物が増えてしまうなんて
贅沢な悩みもよく聞くんですが、とにかく物が多い、本や趣味の物が多いといった場合にも本当に助かると思います。
(収納する場所は、あればあるほど物が増える、というのも確かにありますが)
ちなみにテレビ台の収納に関しては、こちらにも書いてます。
他にいらない!
「収納がたくさんできる」という事と似てますが、家にあるものや収納しなければいけないものをサイズも含めて本当にしっかり考えたら、他に収納家具を一切置かなくて済むようになるかもしれません。
そうすれば壁面収納に圧迫感が出るかもしれないけど、他の場所に余計な家具が一切ないことで、部屋を広く使えるようになります。
見事なまでの統一感
同じ量を収納するために、
- テレビ台
- リビングボード
- チェスト
など、色んな家具を並べておくことを考えると、壁面収納を置く方が間違いなく部屋の統一感というものは保てます。
いくら同じ色やシリーズで揃えたとしても、全く同じデザインの同じ高さの収納が並んでるのには敵いません。
こんなテレビ台はどうですか?(壁面収納じゃないけど)
収納はできるだけしたい!でも、予算がきついし圧迫感も気になる!それならこんなのはどうでしょう。(壁面収納ほどの収納力は諦めてください…)
ハイタイプでできるだけ収納を
台が高いものでたくさん収納
テレビの高さが上がるので見にくくなる場合も多く、置ける場所は限定されます。
圧迫感が嫌!でも収納したいなら横に広く
もちろん壁面収納ほどの収納力は無いですが、少しでも収納場所を確保したければ横に広いテレビ台という考え方も。サイズ違いで、幅240㎝というのもあります。
ほかにも、壁面収納じゃないけど、
おすすめのテレビ台はコレ!
「テレビ台のおすすめはコレ!」っていうのをタイプ別に集めてみました。